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典型的な政略結婚をした俺のその後。2

みなみゆうき

3.50

あなたの知っている「三国志」はもう古い!?

[曹操]“袁紹の部下”で、袁紹の真似ばかりだった?

[劉備]人望があったのは、一線級の軍才があったから?

[孫策]急拡大できたのは父の威光ではなく、袁術の配下だったから?

[周喩]孫策とは政治的な関係で、当初は袁術の配下?

[呂布]董卓を殺した理由も出身地にあった?

[袁術]実は「最も天下に近かった男」??

本書『新説 三国志の虚構と真実』の特徴

三国志研究家の満田剛氏が、「三国志演義」と「歴史書」で評価が違う英雄たちを解説しつつ、

最新の歴史研究からわかった、これまでとは違う“新しい”人物像も紹介します。

「KOEI三国志」や「三國無双」などのゲームや『横山三国志』『蒼天航路』などの漫画で一通り三国志を知り、“さらにもう一歩深く知りたい”と思っている人にお勧めです。

例えば、曹操は意外とヘタレだった!?

曹操は、かつては善人・劉備を苦しめる極悪人でしたが、『蒼天航路』などによって評価が万能型ヒーローに変わってきました。

このように時代と視点によって、人物評価には変わっていくものです。

しかしこの“万能超人”という曹操像も、勝者として都合よく歴史を塗り替えた部分でもあります。

昔からライバルとされてきた袁紹ですが、実際には曹操は袁紹にとってはライバルというほどの存在ではなく、長く“使いっ走りの部下”でした。

ビジョンのあった袁紹に比べて、曹操はあまりに場当たり的で結局袁紹の真似ばかりでした。

また、天下統一を目指し、それに反対した荀彧を自殺させた冷徹なダークヒーローとも言われますが、実際には逆で、赤壁に敗れるとすぐに天下を諦めて荀彧を呆れさせています。

著者略歴

満田剛(みつだ・たかし)

1973年、秋田県横手市に生まれる。中国・三国時代の史学史を専攻。2001年、創価大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。創価大学文学部・創価高等学校地歴公民科非常勤講師を経て、現在、公益財団法人東洋哲学研究所委嘱研究員。

東京富士美術館「大三国志展」では学術アドバイザーとして監修を担当。人文学博士。著書に『三国志―正史と小説の狭間』『三国志赤壁伝説』(白帝社)、『三国志 最強武将Top45』(ユナイテッド・ブックス)など。監修に『大三国志展カタログ』(東京富士美術館)、『図解 三国志 群雄勢力 マップ』(インフォレスト)。

目次

■魏の章

曹操 [演義] 悪の美学を貫く後漢末のアンチヒーロー

[史実] “袁紹の部下”で、袁紹の真似ばかりだった?

夏侯惇[演義] 一騎討ちでも活躍した片目の猛将

[史実] 前線よりも後方支援や内政を担った

夏侯淵[演義] 黄忠に斬られた曹操軍の古参武将

[史実] 「白地将軍」との酷評も、西方遠征には功績

曹洪 [演義] 「やられ役」にされた曹軍の地味な功臣

[史実] 戦歴は堅実だが、“超ケチ”なトラブルメーカー

于禁 [演義] 曹操の姑息な悪事も遂行する「懐刀の悪い奴」

[史実] 晩節を汚すも、初期は曹操軍の超主力武将

臧覇 [演義] 呂布配下から曹操に下った地味な賊将

[史実] 青州兵を率い、青州・徐州を任された「影の大物」

韓浩 [演義] 「やられ役」韓玄の弟で、同じく「やられ役」

[史実] 屯田制を提案、内政・軍事に有能な「肝っ玉参謀」

陳登 [演義] 父とともに呂布を惑わした策士

[史実] 曹操や劉備が認め、孫権を撃破した「広陵の壁」

荀彧 [演義] 数々の計略を授けた「曹操軍第一の軍師」

[史実] 人材を集め、曹操政権を支えた名族

鍾繇 [演義] 馬超に長安を落とされた「存在感の薄い高官」

[史実] 伝説の書道家で、西を任された方面司令官

曹丕 [演義] 相当に“S”の部分をもつ曹操の後継者

[史実] “戦争以外は”父譲りの多才さを発揮

曹真 [演義] 翻弄され続けた「諸葛亮の引き立て役」

[史実] 諸葛亮を完封した有能な司令官

司馬懿[演義] 諸葛亮にだけ勝てない「魏の秀才軍師」

[史実] 後世の脚色も多く、軍才には疑問符も残る

■蜀の章

劉備 [演義] 周りが助けてくれる“仁徳の人”

[史実] 一線級の軍才で蜀漢を築いた英雄

関羽 [演義] 劉備を助けた、事実上の『演義』の主人公

[史実] 自尊心が高すぎて、荊州を守れなかった方面司令官

張飛 [演義] 豪快で愛嬌豊かなトリックスター

[史実] 士大夫に媚びて、部下に厳しい嫌な奴

糜竺 [演義] 温厚で、外交を担当した印象が薄い人

[史実] 私財を投げ打って 裸の劉備を支えた資産家

馬超 [演義] 父を殺され曹操を追い詰めた猛将

[史実] 反逆を繰り返し身内全滅。劉備陣営では活躍なし

趙雲 [演義] 関羽・張飛に次ぐ知勇兼備の将軍

[史実] 将軍というより、劉備の“護衛隊長”

諸葛亮[演義] ほぼマジシャン状態の天才軍師

[史実] 司令官としても十分優秀、劉備後の蜀漢を独裁で支える

劉禅 [演義] 蜀を滅亡に導いた“暗愚”の2代目

[史実] なんだかんだ30年も弱小国を保持

劉封・孟達[演義] 関羽を嫌っていた(?)劉封/関羽を見殺しにさせた計算高い孟達

[史実] 劉家の都合に翻弄された劉封/裏切りが“脚色”されている孟達

糜芳・士仁[演義] 荊州を明け渡し、再度蜀に下って殺された

[史実] 関羽を怖がり反目、その後も呉で存命

孟獲 [演義] 七縦七擒で諸葛亮に心服した南蛮王

[史実] 降伏後に出世した“漢人”豪族?

馬謖 [演義] 「泣いて馬謖を斬る」の若き幹部候補

[史実] 逃亡したから処刑された“登山家”?

魏延 [演義] トラブルを引き起こす「叛骨の相」

[史実] 謀反人の汚名を受けた孤高の勇将

姜維 [演義] 知勇兼備の諸葛亮の後継者

[史実] 北伐断行で滅亡を招いた猪武者

■呉の章

孫堅 [演義] 董卓軍を追い詰めた「孫呉政権の祖」

[史実] 独立勢力というよりは「袁術配下の一将軍」

孫策 [演義] “独立してから”短期間で領土を拡大

[史実] 父の威光ではなく“袁術勢力の”後継者

孫権 [演義] 戦争は不得手も、人材活用に長けた名君

[史実] 面子に拘らず国を維持、ただし戦略はなし?

周喩 [演義] 優秀だが、諸葛亮の引き立て役

[史実] 孫策とは“政治的な関係”で、当初は袁術の配下?

魯粛 [演義] 諸葛亮に振り回される“お人よし”

[史実] 三国時代を創った“大戦略家”

陸遜 [演義] 夷陵で劉備を破った「書生上がり」

[史実] 呉を地方政権化させた方面司令官

太史慈[演義] 呉で一、二の武勇を誇るも、張遼に針鼠にされる

[史実] 赤壁前に病没。独立勢力と同列に記載される

張昭 [演義] 呉の内政と安定を担った名士

[史実] 孫権から疎まれ丞相になれず

■後漢の章

袁紹 [演義] 威厳はあるが、「優柔不断で小物な貴公子」

[史実] 曹操のライバルというより「支配下に置いていた庇護者」

袁譚・袁熙・袁尚[演義] 英雄・袁紹の“残念な”子どもたち

[史実] 若く官僚となった袁譚、身内の味方は多かった袁尚

田豊・沮授・郭図・審配[演義] 袁紹の下で“ずっとモメ続けた”軍師たち

[史実] 『[演義]』が描かない「河北派と河南派の対立」

顔良・文醜[演義] 関羽の引き立て役となった「袁紹軍の二枚看板」

[史実] “名将かどうかもよくわからない”袁紹軍の将

麴義 [演義] 公孫瓚戦で活躍したが「趙雲の引き立て役」

[史実] 河北制圧に最も貢献した「対騎兵のスペシャリスト」

張角 [演義] 魔術的な力を持つ「宗教反乱の指導者」

[史実] 豪族・宦官とクーデターを計画した野心家

董卓 [演義] 漢王朝を畏れず、残虐と悪行の限りを尽くす

[史実] 遷都で天下争いから脱落した「小心な破壊王」

董承 [演義] 帝のために曹操暗殺を計画した「漢の忠臣」

[史実] したたかに生き抜いてきた「私欲の謀略家」

呂布 [演義] 裏切りを重ねた「三国志」最強の武将

[史実] 強さの秘密は出身地の「并州騎兵」

陳宮 [演義] 曹操との数奇な因縁が描かれる謀士

[史実] 呂布を完全には操縦できなかった策略家

陶謙 [演義] 劉備に国を譲った「温厚な好々爺」

[史実] 丹陽兵を基に暗躍した「袁術・袁紹に次ぐ第三勢力」

公孫瓚[演義] 温厚で影が薄く、袁紹に滅ぼされた「白馬将軍」

[史実] 異民族に強硬策を取り続けた“任侠派”

袁術 [演義] 姑息で無能、救いようのない「偽皇帝」

[史実] 董卓の遷都後、「最も天下を動かした男」

HistoryAdult
First published
May 28, 2015
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